experimental-deco

ミニマリズム ムリアルヨ

完成間近の試作。シルバーとゴールドのネックレス。
使用予定のチェーンが廃盤になり仕方なく新しい材料で再製作。
アレンジも可能。様々な長さで雰囲気を見る。



アレンジの一例。使う人次第で変化できるものにしたい。



以前の試作で使ったチェーン。
平で滑らかな質感が気に入っていたのだが廃盤になってしまった。



背面・右斜め背面。



ミニマルデザインを追及して
チェーンと最低限のパーツのみで仕上げたかったが
左右非対称による片方へのズレ落ちを防ぐ為に
裏面起毛のレザーを使用。


画像では白のシープスキン。
ブラウンのディアスキンに変更予定。
丸カンが歪なのは使いまわして試作を繰り返している為。


レザー部分はアーティスティックワイヤーを巻いているが
縫製にすべきか迷うところ。リベットは使いたくない。


ミニマリズム は難しい。

【iDea crewS!】Vol.9 ‐危険な我が家は楽しい我が家‐ 『荒川修作』

住宅とは人が寛ぎ、安らぎを得る場所です。
人は住宅に快適性や安全性を求めます。


それを否定した住宅があるとすれば
あなたはどう思うでしょうか。


『三鷹天命反転住宅~In Memory of Helen Keller~』

arakawa01jpg.jpg


故・荒川修作氏の設計した集合住宅です。


奇抜な形状と色を持つ外観。
このカラーリングは、どの位置でも
6色以上の色が見えるように
彩色の計算がされています。


住居内部も変化に富んでいます。
凹凸のある床に、球状にくりぬかれたような部屋。
「常識的な」部屋は見受けられません。

arakawa03jpg.jpg


自然は元来、直線は存在せず、
曲線と色で溢れている。
そういう思想がこの住宅に表現されているようです。


この住宅の面白い点はまだあります。
主要な部位を工場で作り、
現場で組み立てる工法で建設されています。
この建物は工業製品という側面も併せ持っているのです。


住宅名の後に書かれている言葉も意味深長です。
「~In Memory of Helen Keller~」即ち、
「ヘレン・ケラーのために」。


ヘレン・ケラーのように
触れて世界を認識するかのような住居空間。
形状やテクスチャーに注力しているのは
そんな眼目もあるからでしょう。


この住宅を見ていて、ある女性の
印象的な言葉を思い出しました。
番組名は失念しましたが、
ある番組でリフォームした住居の取材を受けた
90歳を優に超えるであろう
その女性はこう言いました。


「バリアフリーならぬバリアアリーなんです。」


そのリフォームは
ある部屋への入り口の段差を
敢えて残してありました。
体にも気持ちにもこの段差は必要なのだと。


『三鷹天命反転住宅』は
上記の「バリアリー」の発想を
肯定的に具現化した建物なのでしょう。


利便と不便の狭間から
人間の豊かさや未来を覗き見る。
そんな気がしました。


公式サイト
『三鷹天命反転住宅~In Memory of Helen Keller~』

【iDea crewS!】Vol.8 ‐ワイン好きならこのバッグを持て‐ 『Sofia Blomberg』(追記あり)

久々にデザインの話。


あなたはバッグに何を入れるでしょうか。
書類でしょうか、化粧ポーチでしょうか。


まさかワインの中身を直接入れる人はいないでしょう。
ワインボトルではなく中身です。
では、下の画像をご覧下さい。


『Vernissage(ヴェルニサージュ)』
Bag-in-Bag wine(バッグ・イン・バッグワイン)

Vernissage01.jpg


このバッグには注ぎ口があります。
バッグからワインが出てくるのです。

Vernissage02.jpg


このパッケージをデザインしたのは
Sofia Blomberg(ソフィア・ブロンベルグ)という人。
スウェーデンのデザイナーです。


ありそうでなかったパッケージングです。
異質な領域の物を結びつける発想が私は好きです。


例えば、以前ご紹介した、
UNITED NUDE(ユナイテッドヌード)の靴。
この靴のヒールはイームズチェアの足から着想を得ています。


『UNITED NUDE(ユナイテッドヌード)』
Eamz Collar Boot(イームズ・カラー・ブーツ)

Eamz Collar Boot01.jpg


『Herman Miller(ハーマンミラー)』
Eames Lounge Chair&Ottoman
(イームズ・ラウンジチェア&オットマン)

Eames Lounge Chair01.jpg
Eamz Lounge Ottoman02.jpg


残念ながら、現時点で、日本には輸入されていないようですが
いつかは実物を見たいものです。
その際にはワイングラスを持参しなければ。
追記(2012年01月12日)
既に日本で販売されているとのことです。

Vernissage03.jpg




公式サイト
『Vernissage Bag-in-Bag wine』

販売サイト(楽天市場)
Vernissage Chardonnay Ciognier (3L)

『UNITED NUDE』

参考記事
【iDea crewS!】Vol.1 ‐こんなヌードってあり?‐ 『UNITED NUDE』

【iDea crewS!】Vol.7 ‐付かず離れず強く優しく‐ 『nine SIXty』

今やレザーを使用したリングは珍しくなくなった。
木やゴムなど様々な素材を使用して
個性豊かなリングが産み出されている。


誤解を恐れず言えば素材の多様化はここ数年の話で
少なくとも10年前には、
これほどの多様性はなかったように思う。


『nine SIXty』の存在を知ったのは8年程前だったろうか。
いや、もっと前かも知れない。


リングを探していて今ひとつ気に入ったものなかった時のことだった。


どれもワイルドか、スウィートか、ゴツイか華奢か。
どこかで見たことのある雰囲気のものばかりだった。


当時、 『nine SIXty』を初めて見た時にはショックを受けた。
シンプルでありながら明確な個性。


3千円台から数十万円まであるラインナップ。
(※現在3千円台のモデルは受注を中止してるようです。)


ゴールド、ダイヤモンド、リザード、クロコダイル等の素材を採り入れつつワイルドとエレガンスの中庸を行くバランス感覚。


レディメイドとオーダーメイドの両立。
無闇に生産を拡大しない運営姿勢。


『売れ筋』『人気商品』
そんな言葉から一定の距離を置いているように見える。


そんなスタンスは現在、己の目指すものとなっている。


「HG Silver Pave」
Diamond ×31
Lizard Leather
White seam

nsr001.jpg


公式サイト
『nine SIXty』

オンラインショップ
nine SIXty Onlineshop

最もシンプルな3千円台のリングは楽天で扱っているようです。
nine SIXty 1dotレザーリング

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私は赤レザー黒ドットのモデルを持っています。

製作No.C-006-G ゴールドチェーンのネックレス

チェーン等は仕方ありませんが
市販のパーツを使うのに抵抗を感じてきました。


パーツ点数を増やしたくないため
形もますます簡素になってきています。


パーツもできるだけ自分で作って行きたい。

マックイーン逝く

『Alexander McQueen』(アレキサンダー・マックイーン)
が亡くなったそうです。

まだ40歳。

テーラリングテクニックを駆使した服作りが大好きでした。

合掌。

製作No.C-004-G/B ゴールドとブラックチェーンのロングネックレス

製作アイデアだけが溜まる一方なのですが
現在、あまり動けないので材料も買いに行けず
かと言ってネットショップでの仕入れは
質感や大きさなどが予想できるほど熟達していないので、
とりあえず家にある材料で製作してみました。

DSCF1099ss.jpg


手間は少し掛かりますが構造は至極単純です。
エンドパーツも使用せず被るタイプにしました。

DSCF1100ss.jpg


本来は違うアイデアを考えていたのですが
製作を始める段階でチェーンがかなり細いことに気付き、
そのアイデアを断念した結果、
無個性でオーソドックスな仕上がりになってしまいました。


オーソドックスなものはそれはそれで魅力がありますが
それでは自らが製作する意味は薄いでしょう。


アクセは激安で幾らでも手に入る世の中ですから、
製作自体に酔って、達成感だけに満足しているのでは
存在価値はないと考えています。


今回は自らの到達点とは違った結果になったので
完全に歩けるようになれば材料を仕入れて
意味ありげなものを作って行こうと思います。


今はできるだけパーツを使わず製作したい気持ちが強くなっていますし、
美醜関係なく、気になってしまうデザインを目指したいです。


想像力を具現化する発想力を身に付ることが必須なのでしょう。